私は看護師として病院勤務を経験し平成28年4月、海南市日方に精神科に特化した訪問看護ステーションを設立しました。
精神科の看護師経験を最大限に発揮し心の病と向き合っている方々やご家族のサポートができればと考えています。その人がその人らしく、慣れ親しんだ生活環境で安心できる自立した地域生活がおくれるよう、利用者さんの思いを第一に考えます。
精神症状を問題点ととらえるのではなく「できること」に着目し1歩1歩、利用者さんと共に生活の安定を目指します。
小回りの利いた訪問看護ステーションと感じていただけるよう努力します。看護師の枠をこえて利用者さんに喜んでもらえる関りが本当の訪問看護であると考えています。
複雑で多様化が求められる現在社会の中で心の病が急増していることはご承知の通りです。こうした背景の中、平成24年4月から国の医療法の改正により、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4疾病に精神疾患が追加され「5疾病・5事業及び在宅医療」となり、病院医療から在宅医療へと移行しています。
心の病は症状が多彩でありますが自覚しにくいという特徴があります。家族、友人らが「いつもとちがう」と感じることが多くなれば専門科に受診することや保健所、市役所等に相談することをお勧めします。
私たちステーションは心の病と向き合いながら日常生活を過ごされている方々、家族が少しでも安心し自立した地域生活がおくれるよう支援させて頂きます。
管理者 小山 智希